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調停離婚の流れ

離婚調停の手順と流れを説明します

実際に裁判所でどうやって離婚調停やればいいのか、何を話せばいいのか、調停離婚の流れを説明していきます。

「夫婦関係調整調停(離婚)」の手続きをおこなう

はてなブックマークに追加 離婚調停の流れ

家庭裁判所で「夫婦関係調整調停(離婚)」を申したてる。

調停は夫婦どちらかが裁判所へ提出した「調停申し立て」が受理されるとスタートします。手続き可能な裁判所は“相手方の住所地の家庭裁判所、または当事者が合意で定める家庭裁判所”ときめられているのです。

たとえば遠方に別居中の場合。夫側の意向を無視して、妻がすんでいる土地で勝手には申請できないということですね。

一番最初の申し立てができるのは夫か妻のどちらかだけです。原則として本人以外の代理人(=弁護士など)からの申し立ては認められていません。

     

このときに暴力などが原因で、夫に恐怖心があるのなら、書面で書き添えておくと調停時に配慮してもらえます。

家庭裁判所からの呼び出し通知が届く

離婚調停は家庭裁判所での家事調停。

期日が決まると、裁判所からの呼び出し通知があなたと夫の両方にとどきます。この通知書に「x月x日xx時〜」とくわしい日時・裁判所・待合室の詳細がかいてあります。

調停室に入れるのは本人か弁護士だけ

待合室までは家族・友達などがつきそいで入ることができます。

初回は不安もあるでしょうし、どなたかにつきそってもらうとよいですね。お子さんを連れてきてもかまいません。

しかし調停室に入れるのは当事者のふたりか、法定代理人である弁護士だけです。

調停は家庭裁判所内の調停室でおこなわれます

当日の調停の流れは以下のとおりです。

(1)当日は先に調停室へはいります

当日の待合室では書記官が名前をよんで確認してくれます。まず申し立て人から先に調停室へはいります。調停室はごくふつうの部屋で会議室のような雰囲気です。テーブルをはさんで調停員とむきあい、離婚をしたい事情をはなします。

(2)相手側も調停室へ呼ばれます

あなたの番がおわると、次は相手側もよばれます。相手側のききとり時間もかなり長くなることがありますので雑誌・本などで時間をつぶすとよいでしょう。

(3)次回調停日を決めます

1回目ではお互いの条件合意できないことが多いので、次の期日をきめて終了ということになります。2回目以降は希望日がきいてもらえるのでスケジュール確認をしておきましょう。(ただし平日のみ・相手とスケジュールがつかないと間が長くなります)

何度か調停をおこないます

こうやって調停員を仲介人としての話し合いが何度かおこなわれます。やがて合意が成立すれば「調停成立」となり、調停調書が作成されます。だいたい6カ月〜1年(約6〜10回)ほどやっても合意の見込みがなければ「調停不成立」とみなされて調停終了となってしまうようです。

調停委員メンバー(調停員)はどんな人?

家庭裁判所のすべての調停は調停委員会がおこないます。調停委員会メンバーは合計3人以上で、裁判官(=家事審判官)1名+民間人2名以上。

民間人といっても弁護士や学識のある40〜70歳未満人のなかから選ばれますので、人生経験もあり、身元がしっかりとした方ばかりです。

調停内容は?どんなことを話せばいいの?

くわしい離婚原因や離婚の条件、財産分与について自由に話せます。

話してはいけないことは特になく、なんでも自由に話してOK!

●離婚にいたる経緯としては…夫婦生活の様子・うまくいかなくなった原因・子どもについて・収入(借金・貯金など)・今後どうしていきたいか、など

●離婚条件については…財産分与、年金分割比率、子どもの親権・養育費、など

これらを具体的に話します。そして調停員は妻側の言い分を、代理として夫側に話してくれるわけです。これをくりかえして調停をすすめていきます。

お金のことも決められます

離婚の条件としてもめやすい、お金についても決められます。財産分与、年金分割、など。

相手がウソをいっている場合どうしたらいいの?

調停では夫婦の言い分がくいちがうことがよくあります。相手がウソを言っていたり、ごまかしてしまったりすることも。そういう場合は「嘘であることの証拠」を示さないと信じてもらえませんよね。もし証拠がなく、調停員がこちらの言い分を信じてくれないこともあるでしょう。そういう場合でも、自分の言い分を冷静にかつ堂々と話してしまってかまいません。

調停当日の持ち物

・調停呼び出し状・調停書類一式(呼び出し状内に記載)・筆記用具・印鑑・身分証明書(念のため)・スケジュール帳(次回調停日を決めます)・お金(交通費など)・本や雑誌(待ち時間用)、そのほか指定されたもの。

離婚調停の流れ・まとめ

調停員は2人の意見が食い違っている点をみきわめて、要望の共通点をまとめようと動いてくれるのです。まとまりそうなときは、調停員から、調停案をだしてくれるときもあります。

調停には強制力はありません。あくまでも中立な立場から、夫婦が解決を探るうえでのアドバイスや「こうしたら?」という指導をしてくれるだけとなります。調停委員は私の気持ちをかならず分かってくれる!という大きな期待で挑むとがっかりしてしまうことも。気持ちをおちつけて淡々とこなしていく気持ちを持つとよいでしょう。