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離婚調停(調停離婚)についての説明 - 離婚手帖.com -

離婚調停とは?

離婚調停(りこんちょうてい)は、正式には「夫婦関係調整調停(ふうふかんけいちょうせいちょうてい)」といいます。協議離婚で話しあいがまとまらなかったカップルが家庭裁判所内で調停員立会いのもと、話しあいを行います。

離婚の合意ができないなら、調停という方法があります

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円満離婚(協議離婚)にいたらずに離婚できなかった場合、法的な手続きである調停へとすすみます。

家庭裁判所で手続き

ドラマや小説ではいきなり離婚裁判シーンがあったりしますよね。ですが現実的にはまず「調停」をおこし、それでも夫婦がまとまらないときに裁判へと進むことになります(例外あり)。

離婚調停は家庭裁判所に申請

離婚調停は家庭裁判所に申し立てをしておこないます。夫が離婚に応じなかったり、お金面で条件があわない場合は調停を申し立てるとよいでしょう。

調停委員をまじえてはなしあうことができるので、公平な目でみてもらうことがきます。夫婦ふたりの間で水掛け論になったり、別居になって相手がつかまらなかったりと、リコンがまとまらないのであれば調停を申し立てることで話し合いが進むことになります。

調停は簡易裁判所では行っていません

残念ながら簡易裁判所では離婚調停ができません。

「簡易裁判所のほうが近いのでそこでやりたい」と思うかもしれませんね。
しかし残念ながら簡易裁判所でおこなえるのは「訴額140万円以下の一般民事事件・罰金刑以下の刑事事件」のみなのです。

さらに相手が居住している管轄の家庭裁判所でおこなうのが基本です。
例えば別居中で、あなたが大阪、夫が東京にすんでいる場合は東京の家庭裁判所まであなたが足をはこばなくてはいけない場合があります。調停期間はだいたい月1回を半年、ながくても1年が目やすです。

夫が生死不明の場合、調停不要で離婚OK

配偶者が3年以上の行方不明(生死不明)であれば裁判で離婚がみとめられます。

夫が行方不明になってどこに住んでいるかわからないときは、調停や裁判で呼び出すことができませんよね(普通であれば調停→裁判の流れです)。
相手が3年以上行方不明の場合は例外がみとめられ、調停をすっとばしていきなり裁判にもちこむことができます。妻側の住所地の家庭裁判所で訴訟をおこすことになるでしょう。

この場合は、裁判離婚成立後に夫がひょっこりもどってきたとしても関係ありません。安心して再婚することができます。

失踪宣告(しっそうせんこく)は法律上の死亡

配偶者の生死が7年間わからないときに(飛行機墜落事故などは1年間)、家庭裁判所で失踪宣告をだしてもらえます。

夫に失踪宣告(しっそうせんこく)がでると、法律上は「死別」ということになり、遺産相続などが発生。もちろん再婚もOKです。
ところが仮に再婚後に失踪していた夫がもどってきた場合が非常にややこしくなります。本当はなくなっていなかったのですから、再婚がとりけされるケースがあるのです。

後から夫がもどってきてももうかかわりたくない、遺産などがない場合は、「失踪宣告による死別」ではなく、「裁判による離婚」手続きをしたほうが安心ですね。どちらも家庭裁判所にもうしたてることになります。

夫が嫌がっている場合

配偶者が嫌がっていても、調停申し立ての必要性。

夫が「俺は調停にでないぞ」と言いはっている場合。離婚自体がいやなのか、裁判所というおおごとになるのがイヤなのか、両方なのか、夫側にもいろいろ感情の揺れがあるとおもいます。

とはいえ、あなたが離婚したいのな、話し合いをすすめていかなくてはなりません。調停は裁判所からの通知ですので夫には出頭する義務がうまれます。

夫が意地をはって出頭しないときも裁判所は呼び出しをかさねます。それでも来ない場合は裁判所の調査官が直接夫に説得をしてくれます。それでも相手がこない場合な「5万円以下の罰金」が科せられることになるのです。

“家事審判法第二七条…家庭裁判所又は調停委員会の呼び出しを受けた事件の関係人が正当な事由がなく出頭しないときは、家庭裁判所は、これを五万円以下の過料に処する。”

夫がこなければ「調停不成立」に。「調停をとりさげて様子をみる」or「調停をとりさげて裁判にもちこむ」、のいずれかになるでしょう。

調停では相手と顔をあわせません

裁判所では夫婦が顔をあわせなくてすむように配慮してくれます!

呼び出しは夫婦ともに同じ日時ですが調停員のききとりは顔をあわせないように別々におこなわれます(具体的にはお互い交互に調停室へよびだされます)。
待合室も別々となっていますから、少しは気が楽になるのではないでしょうか。

離婚調停のメリットまとめ

なんだかおっくうに感じてしまう調停ですがメリットもあります。まとめておきますね。

(1)第三者(調停委員会)が間にはいって解決策をさぐってくれる

(2)夫(配偶者)と顔をあわさずに話しあいができる

(3)弁護士に依頼をしなくても進めることができる(手続きが簡単)

(4)裁判とちがうため、一方的に「判決」をくだされない・あくまでも当事者で最終結論をだすことができる

(5)離婚理由にしばりがない(法定離婚事由を必要としない)

(6)調停で離婚が成立したときの「調停調書」には強制力がある

(7)公正証書費用より調停のほうが費用がやすい場合がある